イギリスからの独立以来、製造業の発展や工業化が進み、東アフリカではもっとも経済の発達した国となりました。首都ナイロビには国際連合関係の本部などがあり、国際的な都市となっています。また、通信・金融・交通の中心都市でもあります。
東アフリカ最大の港であるモンバサは、魅力的な商業都市です。イスラム教徒が多く住み、旧市街地にはアラブ風の建物が並んでいます。“ブイブイ”と呼ばれる伝統的な民族衣装を着た人々が市場を行き交います。
都市のすぐ近くにも、国立公園や自然保護区があり、野生のライオンやキリン、ゾウなどの姿を見ることができます。野生動物の愛好家にとっては、なくてはならならい土地です。
ケニアといえばサファリ。サファリとは、アラビア語で“旅行”という意味です。広大な原野で野生の動物たちを見ていると、自然のままの生命というものを強く感じることができるでしょう。
野生動物サファリだけでなく、ケニアではさまざまなリゾートを楽しむことができます。
ノース・コースト、マリンディ、ラムといった、リゾートビーチでは、白い砂浜でゆったりとした時間を過ごすことができます。
ダイビングスポットも多くあり、珊瑚礁を泳ぐカラフルな魚や、アオウミガメ、ジンベイザメなどを見かけることもできます。
他にも、熱気球で草原を飛ぶツアーや、ゴルフコースも充実しており、最高の設備を整えたクラブも建設されています。
民族はマサイ族が有名ですが、他にもキクユ族、ルヒヤ族など多民族で国家が構成されています。
太古からの伝統の生き方を守りつつも、近代的なものをも受け入れる寛容性を持っており、伝統工芸のビーズでデコレーションした携帯電話を持って歩いている姿なども見られます。
身体能力が高いのも国民の特徴で、特に陸上競技ではオリンピックや世界的な競技会で多くの選手が活躍しています。